生活保護を受給中に車を持つことは原則禁止されています。
車の所有にはガソリン代や車検（メンテナンス）などの費用が掛かるため、金銭的に支払い能力があると見なされるためです。
ただし、特定の条件を満たした場合には例外的に許可されることがあります。
生活保護中に車を持てる3つの条件
生活保護中に車を持つためには、特定の条件を満たす必要があります。
①公共交通機関が発達していない地域に住んでいる
生活保護受給者が住む地域に公共交通機関が発達していない場合、車の所有が許可されることがあります。
②仕事で必要
生活保護を受けている人が就労しており、業務上車が不可欠な場合、車の所有が許可されることがあります。
③6ヵ月以内に生活保護からの脱却が見込まれる
生活保護を6カ月以内に脱却して自立する見込みがある場合においては、上記に該当しなくても所有を認められる場合があります。
生活保護中に車を持つ３つの注意点
車の使用や所有の申請が通った場合でも、生活保護の受給中は自由に車に乗れるようになるわけではありません。
①許可された目的以外で使用しない
車を持つことが許可された場合、その使用目的は認められた範囲内に限られます。
例えば、通勤や通院に使うことが認められていても、私的な旅行や娯楽目的での使用は制限されることが一般的です。
この制限を破ると、生活保護費の減額や車の使用許可取り消しにつながる可能性があるため、注意が必要です。
②維持費は自己負担となる
生活保護費から車の維持費が支給されることはありません。
そのため、ガソリン代や駐車場代、保険料などは全て自己負担となります。
③資産価値の高い車は所有できない（車種が限定）
高級車や資産価値の高い車は所有が認められません。
一般的には、適切な価格帯の中古車や軽自動車が推奨されることが多いです。
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